Dockerで起動しているプロセスを確認する方法

Dockerで起動しているプロセスを確認する方法

Dockerで起動しているプロセスを確認する方法について、以下の情報を提供します。

Dockerで起動しているプロセスの確認方法

1. docker ps コマンドの使用

最も一般的な方法は、docker ps コマンドを使用することです。
このコマンドは、現在起動している全てのコンテナをリスト表示します。
以下は docker ps コマンドの基本的な使用例です。

docker ps

このコマンドを実行すると、コンテナID、イメージ名、コンテナのステータス、ポートマッピングなどが表示されます。
表示されるカラムは以下の通りです:

  • CONTAINER ID:コンテナのID
  • IMAGE:使用されているイメージ
  • COMMAND:実行中のコマンド
  • CREATED:コンテナが作成された時間
  • STATUS:コンテナの状態(例えば「Up 5 minutes」)
  • PORTS:ポートマッピングの情報
  • NAMES:コンテナの名前
2. 詳細情報の確認

さらに詳細な情報が必要な場合は、docker inspect コマンドを使用します。
これにより、指定したコンテナの詳細な設定情報を取得できます。
以下は docker inspect コマンドの使用例です。

docker inspect <コンテナID>

<コンテナID> には、docker ps コマンドで取得したコンテナIDを指定します。
このコマンドは、コンテナの設定や状態に関する詳細なJSON形式の情報を提供します。

3. コンテナのログの確認

コンテナの動作状況やエラーメッセージを確認したい場合は、docker logs コマンドを使用します。
このコマンドは、指定したコンテナの標準出力や標準エラー出力を表示します。
以下は docker logs コマンドの使用例です。

docker logs <コンテナID>

このコマンドにより、コンテナで実行されているアプリケーションのログメッセージを確認できます。

4. コンテナの状態を監視する

docker stats コマンドを使用すると、コンテナのリソース使用状況(CPU使用率、メモリ使用量など)をリアルタイムで監視できます。
以下は docker stats コマンドの使用例です。

docker stats

このコマンドを実行すると、現在実行中の全てのコンテナのリソース使用状況が表示されます。

まとめ

  • docker ps:起動中のコンテナの一覧を表示
  • docker inspect <コンテナID>:コンテナの詳細な設定情報を取得
  • docker logs <コンテナID>:コンテナのログメッセージを表示
  • docker stats:コンテナのリソース使用状況を監視

これらのコマンドを使用して、Dockerで起動しているプロセスを効率的に確認できます。