Dockerのコンテナを削除する方法

Dockerのコンテナを削除する方法

Dockerのコンテナを削除する方法について詳しく説明します。
Dockerでは、不要なコンテナを削除することで、ディスクスペースを節約し、管理を容易にすることができます。
以下の手順を実行することで、コンテナの削除を行うことができます。

1. コンテナの一覧を確認する

まず、削除したいコンテナのIDや名前を確認するために、次のコマンドを使用してコンテナの一覧を表示します。

docker ps -a

このコマンドは、全てのコンテナ(稼働中および停止中)を一覧表示します。

  • aオプションを使うことで、停止したコンテナも表示されます。

2. 特定のコンテナを削除する

特定のコンテナを削除するには、次のコマンドを使用します。

docker rm <コンテナIDまたはコンテナ名>

ここで <コンテナIDまたはコンテナ名> は、削除したいコンテナのIDまたは名前です。
コンテナIDは、docker ps -a コマンドで確認できます。

例:

docker rm 123abc456def

このコマンドは、IDが 123abc456def のコンテナを削除します。

3. 複数のコンテナを一度に削除する

複数のコンテナを一度に削除するには、コンテナIDや名前をスペースで区切って指定します。

docker rm <コンテナID1> <コンテナID2> <コンテナID3>

例:

docker rm 123abc456def 789xyz012uvw

4. 停止しているコンテナをすべて削除する

停止している全てのコンテナを一度に削除するには、次のコマンドを使用します。

docker container prune

このコマンドは、停止している全てのコンテナを削除します。
実行する前に確認メッセージが表示されるので、削除を確定するには y を入力します。

5. 未使用のコンテナを含む全てのリソースを削除する

未使用の全てのリソース(コンテナ、ネットワーク、ボリューム、ビルドキャッシュ)を削除するには、次のコマンドを使用します。

docker system prune

このコマンドは、すべての未使用リソースを削除し、ディスクスペースを回復します。
確認メッセージが表示されるので、削除を確定するには y を入力します。

注意点

  • コンテナを削除すると、そのコンテナ内のデータも失われます。

必要なデータがある場合は、事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

  • 実行中のコンテナを削除しようとするとエラーが発生します。

削除する前に、docker stop <コンテナIDまたはコンテナ名> コマンドでコンテナを停止してください。

これでDockerコンテナの削除方法について説明しました。
具体的なコマンドや操作については、実際の環境に合わせて適宜調整してください。